2017/09/09 00:00

変に誤解されたり心配されたくなかったので、お仕事で説明不可欠な方にのみお話をしていましたが…

店主である私はパニック障害です。

2年前、都内のある百貨店で外食をしていたところ、急な激しい腹痛と吐き気に襲われ、急性胃腸炎になりました。もともと過敏性腸症候群という持病を持っているので、何年かに一度自宅でなることはありましたが、外出先で、しかも食事中に急に…というのは初めてのことで、激しい苦しみの後ヨロヨロ倒れこみ、百貨店内にある医務室に運ばれました。

それ以来、外食しようと飲食店に入ろうとすると… あの飲食店特有のガヤガヤカチャカチャ、たくさんの人たちの話し声…店内に入った途端、吐き気・めまい・冷や汗で気を失いそうになる、いわゆるパニック発作というものを発症するようになりました。気のせいだと自分に言い聞かせ、頑張って食事をしようとすると、ウッと吐きそうになってしまいます。色んな病院を回り、糖質制限、鉄注射、漢方…色々試しました。しかし症状はどんどん悪化し、今や電車に乗ることさえ出来なくなってしまいました。

もともと外食や旅行が大好きだった私。人生の楽しみを全て失われたと悲観し、死にたいとは思わないけれど、生きていてなんの楽しみがあるのか…今、私ができることってなんだろう?同年代が出産・育児・キャリアを積む中、私、どうなるんだろう?と泣きながら自問自答する毎日でした。

そんな時、たまたま出会った国内の福祉施設の障がいのある方のハンドメイドの作品や海外のフェアトレードの商品。自分なんかよりずっと重い障がいや海外で苦しい生活をされている方が、こんなに素敵で素晴らしい作品をつくっている… その事実に私は大きなパワーと励ましをもらいました。

今、私ができることは、こういった方々の「ハンディ」というくくりで「かわいそうだから買う」という概念ではなく、ひとつの素晴らしい作品として、その価値があるということをみなさんに知っていただくこと。そして、みなさんに購入して頂くことで、作り手の方にハッピーの還元をすること。自己満足と言われてしまえばそれまでですが、自己満足でも作り手の方の誰か1人でもハッピーな気持ちになれたらそれはそれでいいんじゃないかと。

この病気というか症状にはかなり苦しめられていて、お出かけは徒歩圏内、徒歩圏内で行けない場所は土日休みの家族の運転する車(家族の運転する車だと具合が悪くなってもすぐに引き返せるという安心感から大丈夫なのです、不思議なことに)で、お仕事の打ち合わせは先方にお願いし、わざわざ事務所まで出向いて頂いております。1秒でもいいから早く治って欲しいけれど、この病気になっていなかったら今、私はこのお店を確実にやっていませんでした。もちろんインスタをはじめ、SNSもやっていなかったはず。したがって、たくさんの素晴らしい出会いもなかったはずです。そして、今回この様なイベントにも参加させて頂けることもなかったでしょう。

これもひとえに支えてくれている家族、友人、お取引先様、お客様、インスタグラムを通じてお知り合いになってくださった方々、本当に周りの皆さまのおかげだと心から感謝しております。本当にありがとうございます。

今、私と同じ症状で苦しんでいる方、一緒に頑張りましょうね!マイナスがきっかけでプラスなることは必ずあるはず。また、回復された方、回復策を教えて下さい

(ちゃっかりすみません)

今回は、私がどういった経緯でお店をスタートさせたかのお話でした。暗くて長いお話でしたが、最後までお読み下さりありがとうございます。なにもお涙頂戴で同情を引きたいがために告白したわけではありません。同じ境遇の方に、少しでも前向きになる方法が必ずあること、福祉施設やフェアトレード商品をもっとたくさんの方に知っていただきたいというのが1番お伝えしたいことです。
その点だけは誤解しないでくださいね。

今日は #veryfes のため、やはりあまり得意ではない美容室にいって(#パニック障害あるある)、結構バサっとカットしてもらいました。体調を理解して下さり、カットの最中も気にかけてくださる、もう10年位お世話になっている 、 @kinwww 木下さん、 @kate_omotesando のスタッフの皆さん、ありがとうございました!

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